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ヤマダのぼやき
不定期不揃い気まぐれ便 「ケンチク配財プロジェクト」始めます

不定期不揃い気まぐれ便 「ケンチク配財プロジェクト」始めます

またまた間が開いてしまいました。



杉並区の阿佐谷北の空き店舗を活用して「ケンチク配財プロジェクト」を始めます。



■ケンチクとは

住宅やビルディングといった「建築」の外縁部にある様々な関係性のデザインとそれを繋いでいく「つなぎのデザイン」までとらえたいということです。

建築を再定義して、新たな社会的役割としての「ケンチク」を考えていきたいと思います。



■配財とは

あなたが持っている最大の財産は、あなたが所有しているお金や地位・名誉などではなく、

*あなたが今ここに存在していること

そのものを財産と位置づけ、

それをみんなで分かち合い、お裾分けしていこうということです。



■キーワードは
・みんなの居場所
・ご近所
・地域互助
・自立支援
・贈与の経済
・コモンズ
・ケンチク(建築ではありません)
・コラボ
・分解教室
・工作教室
・当事者参加型螺旋数珠繋ぎ押出し連鎖方式
・鹿煎餅方式
・体験学習

などなど

■賛同いただける方、協力していただける方を募集中です。

このスペースの使い方やネーミング、資金調達なども含め、みんなで一緒に考えていきたいと思います。

marukomex.jp@nifty.com

までご連絡いただけると大変うれしく思います。

■今後、独立したコーナーとして「ケンチク配財プロジェクト」として発信していきたいと考えております。

★よろしくお願いいたします。★

#ヤマダのぼやき
不定期・不揃い・気まぐれ便

不定期・不揃い・気まぐれ便 久々の投稿です

随分とさぼってしまいました。

一年以上間が空いてしまいました。

いかんいかん!



昨日、あるギャラリーを訪ねました。

都営地下鉄大江戸線の西新宿五丁目という駅から徒歩数分のカフェです。


ツイッターで知り合った、AIKOさんという方の「長い旅の途中」という写真の個展です。

素敵なお店の空間と、AIKOさんの語り掛けてくるような写真がベストマッチングしていました。
珈琲を飲みながら、ゆったりとした贅沢な時間を過ごすことができます。

不定期・不揃い・気まぐれ便
【多文化または多様性について】

不定期不揃い気まぐれ便
【多文化または多様性について】

昨日、成蹊大学の公開講座に参加してきました。成蹊大学文学部スペシャルレクチャーズ「日本語教育は社会にどう貢献できるか」です。

 その内容はちょっと後回しにして、違うことを書きます。会場の入り口前に「ご自由にお持ちください」と紀要や論文集がありました。全部持ち帰ろうかと思いましたがたくさんあったので、目次を見ながら読んでみたいものを数冊いただいてきました。そのうちの「成蹊人文研究代26号(平成30年3月)」(成蹊大学大学院文学研究科)に収録されている「多文化社会の可能性と困難ーウィーンの社会史を通してー」(中江圭子)を読みました。

 その中から気になった言葉を紹介します。

 ハプスブルグの皇帝を描いたものについて

『これれの物語群は、少なくともハプスブルグの領地やあるいはウィーンという都市に生きる人びとにとっては、限りなく反復して「思い起こす必要のある伝説』であったことは確かである。』

とのくだりがありました。

 わが国の「伝統的文化」や「伝統的家族像」といったものは、明治以降に形成されたものが多いようです。これもある意味での「伝説」ととらえることができたら、もっと豊かで柔軟性を持ったものが私たちの暮らしの根底、あるいは無意識下にあることに気がつくことができるのではないでしょうか。

 日本文化の特徴の一つに、他文化を柔軟に取り入れ、したたかに自文化化(ヤマダ語)してきた歴史があります。それを見れば、我が国には多様に対する許容力や包容力があったはずです。そしてその多様性を受け入れることで生じる様々なストレスに耐え、乗り越えることでこそ固有の文化が鍛えられ、その価値を増すのではないかと思います。 

 私は、だからその時や自分の都合で歴史の一部を切り取って伝説にしない方がいい、またはしてはいけないと考えています。これって建築生産分野(設計だけでなく施工の部分も含めて)にも言えることです。

 近年のIT化やAIの進歩により、建築生産分野の多くのものが様変わりすることでしょう。もちろんそのことで生じる喪失感も間違いなくあることでしょう。私も「匠の技」といったものが「簡単に」AIに置き換えられていいとは思いません。

 でもね、長い時間の流れを見てみれば、社会的ニーズの変化によりそれまであったものが他のものに変わってきたように、それらを乗り越えて歴史が積み重ねられてきたというのも事実なんですね。

 だからこそAIがどこまで進化していくのか、それによって生き物としての人類がどのように対応できるのかといったことを、好き嫌いでなくいったんはきちんと勉強していく必要があるのではないかと考えるところです。

不定期・不揃い・気まぐれ便

不定期不揃い気まぐれ便
【建築はオワコンか!】

最近いろいろなところで問いかけをしています。

 8月30日の、東京都建築士事務所協会杉並支部協力会員勉強会で、このテーマでトークショーをさせていただきました。

不定期・不揃い・気まぐれ便

不定期・不揃い・気まぐれ便 
【あそびのじかん+ひろがる地図/東京都現代美術館】

快晴の8月末に行ってきました。

 各コーナーとも「普通の大人が考える普通の遊び」の概念を打ち破る、体験型の展示の連続です。

 まずはいきなり箪笥が壁一面にあり、そこにボルダリングの仕掛けが。このインパクトは素晴らしかったです。

 どれも「なるほど」と思わせるものばかりでしたが、特に、紙でできた直方体の長辺4面に様々な言葉が描かれている箱がたくさんあり、それを組み合わせることで思わぬ表現になるという仕掛けのある部屋が感心しました。
続いて併設開催されていた「ひろがる地図」も観てきました。これまた「地図」の概念を変えてくれるものでした。中でも、今和泉隆行氏が描いた架空の都市「中村市(なごむるし)」の地図やまちの情報は架空なのに現実の生活空間に何かを突き付けてくるようでした。
その後は美術館の外部空間を探索。

2017年にお亡くなりになった柳澤孝彦さん設計の美術館を堪能した一日でもありました。



最後までお読みいただきありがとうございました。

下記にご意見などお寄せいただけたら幸いです。

marukomex.jp@nifty.com

不定期・不揃い・気まぐれ便
【ヤマダ語辞典】

不定期不揃い気まぐれ便 ヤマダ語辞典 
【当事者参加型・螺旋数珠繋ぎ押し出し連鎖方式】

今回はちょっと長いです。そして場合によっては賞味期限切れかもです。ごめんなさい。

 一時、こんなことを言っていました。言い始めたのは確か1999年だったような気がします。

 そのころは「5年後には広辞苑に載るからね」と言っておりましたが、いまだに実現していません。「ウィキペデイアに投稿すればいいのに」と助言してくださる方もいらっしゃいましたが、それも未達です。

 1999年といえば、2000年というミレニアムを迎えることもありましたが、我が国では「総合的な学習の時間」というものが学校に導入される少し前でした。「子どもの学びには地域とのつながりが必要」という想いで、「子どもプロジェクト」「われらプロジェクト」(いつか機会があったらご紹介させていただきます)というものに取り組んでいました。そんな関係から、まちづくりや体験学習、ボランティア活動などの分野でいくつかの連続講座の講師をさせていただく機会に恵まれました。

 幸いに、ほとんどの講座は好評をいただきました。そのことにより、次の企画ものの講師を依頼されることもありました。大変ありがたいことです。大変ありがたいことですが、その企画をお聞きして、違うテーマであればもちろんお引き受けさせていただきましたが、一方、同様の企画の「次バージョン」的なものであったときに、表題のようなことを申し上げました。

 それぞれのテーマについて専門的な知見を持たない私が、各講座でできることはたかが知れています。そのテーマについて、何やらありがたいお話などできるわけがありません。そんなことをしたら墓穴を掘るだけです。

 しかしながら私は、それぞれのテーマには関心があります。そのテーマに私の関心をどのように深めていけるかと考えたら、そのテーマに意義を感じた参加者の方々から教わるしかありません。それとともに、専門外であることをご存じの企画委員さんがなぜ私に依頼してくださるのかも考えてみました。

 私に期待していたのは、それぞれの専門的なことについての見識ではなく、進行の手法だったのですね。すっきりしました。だから「当事者参加型・螺旋術繋ぎ押し出し連鎖方式」が大切だと、言い出しっぺの私自身が納得した次第です。

 これは簡単に言うと

・そのテーマに参加した以上、「他人事」ではなく「自分事」として関心を持ってください

 つまり「当事者参加型」ですね。

・もしこの講座がいいと思ったら、あなた流にアレンジして講座をやってみませんか

 つまり「螺旋数珠繋ぎ」です。

・それが好評だったら、あなたが続けて講師をするのではなく、参加者の方から講師になっていただくようにしてみませんか

 つまり「押し出し連鎖方式」です。

ということです。



 私にできることは

・なんでこの講座に参加しようと思ったんですか

・ほかの参加者の考え方を聞いてあなたはどう思いましたか

・この講座を通してあなたはどういうことをしたいと考えていますか

を投げかけることです。

 そしてそういったことを聞きながら、参加者間で共有できるようにしました。そうすると、個人的な問題が社会的な課題であることに気がつきます。そして参加者の皆さんが自発的に目標を定めていきます。



「学び」についてヤマダの三原則(勝手にヤマダ語)があります。ただし時々順番は入れ替わります。特にその意味はありません。ではその三原則です。

1)学びは自己を守る重要な手段である

2)学びは「自由」で「自発」で「自然」でなければならない

3)学びを保障する社会システムとしての教育は、社会を連続させる役割がある



これをいつも思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

下記にご意見などお寄せいただけたら幸いです。

marukomex.jp@nifty.com

不定期・不揃い・気まぐれ便
【映画「ニューヨーク公共図書館」を観てきました】

不定期不揃い気まぐれ便
【映画「ニューヨーク公共図書館」を観てきました】

昨日(2019年7月28日)、吉祥寺のアップリンクで上記の映画を観てきました。

 途中休憩が入る長時間のドキュメンタリーです。先週末から事務所に泊りこみ、帰宅して出社後また事務所に泊りこみという状態で、日曜日の未明に帰宅した後の映画だったので、途中気を失っていた時間があったかと思います。従いまして全編を見通したという自信はありません。

 残念ながらパンフレットは売り切れで、入手することができませんでした。

 それはともかく、ニューヨークの公共図書館は、

 ①公共+民間の寄付金で運営されていること

 ②市内にいくつもの分館があること

 ③分館ごとに運営委員会が、それぞれの地域の事情を抱えながら運営のための経済的なことだけでなく、図書館の役割がどのようにあったらいいかについて議論していること

 ④図書館は書物の収蔵庫ではなく、文化の発信や共有の場所であることを意識していること

 などが伝わってくる内容でした。

 ダンスやコンサート、子供への学習支援、生活困窮者への情報提供の役割を担っていることも紹介されています。それらは、アメリカがかつて奴隷制度を持っていたことや多くのところからの移民がいることも背景として反映されているようです。

 デジタルテクノロジーが急速に進化しつつある現在においても、「なまの関係」「じかの関係」といったアナログも、つまり生産性だけで測ることのできない尺度が不可欠だということが改めて浮き彫りになったような気がします。そして公共建築のありようも考え直さなければいけないような、そんなことを感じさせる映画でした。

不定期・不揃い・気まぐれ便
【建築の再定義~一つには「つなぎのデザイン」・・・かも】

不定期不揃い気まぐれ便
【建築の再定義~一つには「つなぎのデザイン」・・・かも】

「建築」って何だろうとずっと考えていました。小学生5年の時に、建築家になりたいと思って以来の自問を含めた私のテーマです。そのため、いろいろと寄り道をしました。その約40年のことは割愛します。

 結論めいたことを言うと、建築とはつなぎのデザインということではないか、です。

 例えばの話ですが、住宅を設計するということを考えてみました。普通は住宅という「ハコ」の設計ですね。それは間違いはありません。でもそれに込める「想い」や「暮らしのありよう」などを考えるとそれだけではないよう気がします。そんなことがあったので、結構若いころ(30代ごろからでしょうか)から、違う表現の仕方があるのではないかと、言葉を探していました。

 そこで行き着いたのが「つなぎのデザイン」という言葉です。申し訳ありません、ヤマダ語です。

 その意味について、例えば住宅を設計するということは何だろうと考えた見ました。

  それは

  ①世界中でたった一つしかい\ないその土地と、世界中でたった一組しかいないクライアントとの関 

   係をデザインする

  ②その土地は、法令以外にも、駅に近いとか坂道があるとか、生活に不便といった社会的な環境と

   の関係をデザインする

  ③そこには具体的な建築物ができるので、その素材や生産地、素材を加工する技術や担い手、それ

   らを成り立たせるために時間やお金の関係をデザインする

 と考えたらすべて「つなぎのデザイン」と言い表してもいいのではないかと考えた次第です。

 これは一つの要素でしかありませんが、そこから「建築の再定義」が見えてくるような気がします。

 これって、私たちの既成概念ををぶち壊し、その上で想像力をもって再構築していけるような楽しい作業に思えてきます。

 ヒントや叱咤、できたらたくさんの激励があると励みになります。

不定期・不揃い・気まぐれ便
【BIMコミュニティ杉並 始動!】

不定期不揃い気まぐれ便
【多文化または多様性について】

6月28日に「BIMコミュニティ杉並」が始動しました。8社15人の参加でした。極端な言い方になるかもしれませんが、わかりやすく言うと「茹でガエルにはなりたくない!」というのが共通の想いです。  

 残念ながらその時の様子の写真を撮るのを失念しておりました。ごめんなさい。

 これは、福井コンピュータさんの全面的なご協力を得て始めました。詳しくは述べませんが、建築設計分野は人材確保だけでなく、職能のありかとも含め大きな岐路に置かれています。

 私たちの仕事と思われている分野の「建築の再定義」が必要だし、それを考え、一点の灯りを見出していこうとすることかもしれません。

 まずは「行動を起こさなければ」ですね。手探りなので、いろいろと教えてください。

不定期・不揃い・気まぐれ便【新鮮な想い】

不定期・不揃い・気まぐれ便 
【新鮮な想い】

昨日、東京都建築士事務所協会の定時総会に出席してきました。そのあとに開催された東京建築賞の表彰式にも出席しました。賞を取ったそれぞれの作品は、賞にかなうものばかりでしたが、中でも若い人の住宅系の建物に新鮮な想いを感じました。

 思い切りのいい、斬新な発想のものが何点かあり、Oh!と心の中で叫んでしまいました。

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