■「ケンチク」とは
例えば、住宅を設計することって…
★敷地とクライアントの関係
住宅が建つ敷地は世界中にたった一カ所しかありません。
そしてクライアントはたった一組しかいません。
そうすると、たった一カ所と、たった一組の関係をデザインするということになります。
★敷地と社会的背景との関係
その敷地は、都市計画法をはじめとした法令だけでなく
・隣にどんな人が住んでいるのか
・駅から遠いとか
・公園が近くにあるとか
・物騒だとか
敷地と社会的な背景との関係をデザインするということになります
★素材や技術、人との関係など
そこには建物というモノができるので
それを構成する素材や、場合によっては生産地
その素材を加工したり組立てたりする技術とそれを担う職方
また、それを実現するための時間やお金
こういう様々な関係性のデザインという面もあります。
それぞれの関係性をデザインすることと
それらをつないでいく「つなぎのデザイン」も
私たち建築設計分野の新たな役割としてとらえ直したい。
そうすると「建築」ではなく
その外側も含めた「ケンチク」ということになります。
■「配財」とは
「廃材処分」のことではありません。
一人一人が持っている財産を分かち合おうということです。
では「財産」とは?
それは
あなたが所有しているお金や地位や名誉などではなく
あなたがここに存在していることそのものが
あなたにとってかけがえのない「財産」なのだということです。
それを
お互いに尊重し合いながら
大切にしていこう
という考え方なのです。
すみません、ややこしい話で…